Sokrates
Haec cum ita sint a Chrysippo explicata, si illi, qui negant adsensiones fato fieri, fateantur tamen eas sine viso antecedente fieri, alia ratio est; sed, si concedunt anteire visa, nec tamen fato fieri adsensiones, quod proxima illa et continens causa non moveat adsensionem, vide, ne idem dicant. Neque enim Chrysippus, concedens adsensionis proximam et continentem causam esse in viso positam, eam causam esse ad adsentiendum necessariam concedet, ut, si omnia fato fiant, omnia causis fiant antecedentibus et necessariis; itemque illi, qui ab hoc dissentiunt confitentes non fieri adsensiones sine praecursione visorum, dicent, si omnia fato fierent eius modi, ut nihil fieret nisi praegressione causae, confitendum esse fato fieri omnia; ex quo facile intellectu est, quoniam utrique patefacta atque explicata sententia sua ad eundem exitum veniant, verbis eos, non re dissidere.

philosophy

新しい芸術哲学のために(下) 欲望について

2010.08.28 | Dilect Link | Comment?

対象と真に関わろうとするならば、あらゆる関心、欲望を捨て去らねばならない。女性のもつ真の美を求めるのであれば、性的な欲望は慎むべきだ。欲望が映す美は、真の美ではない。欲望を対象に投影しているにすぎない。あらゆる雑多な関心 [...]

criticism

芸術のエチカ――欲望中心の表象の強さについて

2010.05.22 | Dilect Link | Comment?

欲望中心の表象には、強さがある。街を歩く群衆は、己の考え事に耽っていて、他人の顔など見向きもしないし視界に入っても覚えていない。なのに、この欲望中心の表象ときたら、そんなひとびとの無関心などおかまいなしに、暴力的に視線を [...]

philosophy

コーラー

2010.03.04 | Dilect Link | Comment?

わたしはプラトンの『パイドン』を、若い頃から愛していた。この感動的なテクストは、次のように始まる。処刑が決まったものの、ちょうどデロス島で行なわれる祭礼と重なったために、執行が延期になり、ソクラテスは牢獄でいくらか余命を [...]

criticism

記憶と忘却の娘としての《技術》(スティグレールによせて)

2010.01.25 | Dilect Link | Comment?

わたしの考えていることと、最近名前だけ知って多少気にかけていた、一風変わった経歴をもつベルナール・スティグレールの考えていることには、どうやら平行性があるようだ。記憶や記録、プロメテウスとエピメテウスの関係について論じて [...]

criticism

ポストモダニストたち(2)――ヴァルター・ベンヤミン

2010.01.23 | Dilect Link | Comment?

ヴァルター・ベンヤミンについて、まとまったものを書きたいと思って、ずいぶんと時が過ぎた。歴史的時間の奇妙さにもっとも近づいたのは、彼である。彼のおかげで、自分がずっとまえから抱かされていた時間感覚について、言葉を――つま [...]

literature

価値無きものの価値の哲学

2008.09.09 | Dilect Link | Comment?

夏が終わりを迎えるころ、わたしはある男に出会った。男は、「ずっとぼくを悩ませてきた問題がある」と言った。「自分の主張が反社会的とみなされ、死を宣告されるようなことがあったとする。ぼくはそのとき、どのように振舞うべきなのか [...]

philosophy

芸術について――認識論を超えて

2008.09.05 | Dilect Link | 3 Comments

古代ギリシアはキオスのストア派哲学者、禿頭のアリストンは、こう言ったという。 最良のもの(徳)と、最悪のもの(悪徳)とについてだけ関心をもち、その中間のものにはどちらでもない態度をとる。それこそ、人生の目的(テロス)であ [...]

philosophy

正しさと美しさ

2007.05.28 | Dilect Link | Comment?

かつて、プラトンを批判すれば、なにがしかのものを言ったことになった時代があった。プラトンのようなイデア論を批判すれば、それだけで、形而上学を哂う悦ばしき唯物論になりえたのだ。たとえば、柄谷行人の『隠喩としての建築』という [...]

review

回転せるプラトン――柄谷行人『隠喩としての建築』

2004.02.19 | Dilect Link | Comment?

この、きわめて刺激的な書物について、一言、しておく――もちろん、自らの力量の不足などは省みず。すなわち、柄谷行人による、『隠喩としての建築』(岩波書店『定本柄谷行人集』第二巻収録)である。 この書物は、元来、一九八〇年代 [...]

philosophy

パイドロス

2002.07.10 | Dilect Link | Comment?

プラトンは、弁論術――あるいは語ることと書くことについて述べた著作、『パイドロス』において、ソクラテスにこう語らせている。 ソクラテス このぼくはね、パイドロス、話したり考えたりする力を得るために、この分割と総合という方 [...]