philosophy
Objectum ideae humanam mentem constituentis est corpus sive certus extensionis modus actu existens et nihil aliud. Si enim corpus non esset humana mentis objectum, idea affectionum corporis non essent in Deo (per corollarium propositionis 9 hujus) quatenus mentem nostram sed quatenus alterius rei mentem constitueret hoc est (per corollarium propositionis 11 hujus) idea affectionum corporis non essent in nostra mente; atqui (per axioma 4 hujus) ideas affectionum corporis habemus. Ergo objectum idea humanam mentem constituentis est corpus idque (per propositionem 11 hujus) actu existens. Deinde si prater corpus etiam aliud esset mentis objectum, cum nihil (per propositionem 36 partis I) existat ex quo aliquis effectus non sequatur, deberet (per propositionem 12 hujus) necessario alicujus ejus effectus idea in mente nostra dari; atqui (per axioma 5 hujus) nulla ejus idea datur. Ergo objectum nostra mentis est corpus existens et nihil aliud. Q.E.D.

philosophy

懐疑と数学、存在についての私論

2010.05.15 | Direct Link | Comment?

「懐疑」とはなにか――。自分のみている女性が、知っているあの女性ではないかもしれぬと考える。表象と概念の分離といっても、対象と表象の分離といっても同じことだが、とにかく一対であるべき両者が分離するということ、それが、「懐 [...]

philosophy

文体について――蛇とQ・E・D(ラフ)

2010.05.06 | Direct Link | Comment?

小林秀雄は、かつて「どんなに正確な論理的表現も、厳密に言へば畢竟文体の問題に過ぎない」(『Xへの手紙』)と語り、文学の本質を文体に求めていた。当然、芸術の本質は「フォーム(姿)」(「美を求める心」)にあると考えられた。文 [...]

philosophy

コーラー

2010.03.04 | Direct Link | Comment?

わたしはプラトンの『パイドン』を、若い頃から愛していた。この感動的なテクストは、次のように始まる。処刑が決まったものの、ちょうどデロス島で行なわれる祭礼と重なったために、執行が延期になり、ソクラテスは牢獄でいくらか余命を [...]

philosophy

忘却の系譜学

2010.01.30 | Direct Link | Comment?

ニーチェは、『楽しい科学』のなかで、「忘却の音楽」について語っていた。たしか、彼はそこで、芸術を二つに分類していたはずだ(不確かな書きかたをするのは、いま手許にこの本がないから。今月二度目の満月の光を浴びながら、これを書 [...]

philosophy

時の結晶―パーン・ホ・メガス・テトウネーケIV

2009.09.06 | Direct Link | Comment?

アレゴリーから小説へ。文学の歩みにおけるその日付を明示したのは鬼才ホルヘ・ルイス・ボルヘスである。彼は言う。 アレゴリーから小説へ、種から個へ、実在論から唯名論へ――この推移は数世紀を要した。しかも、わたしはあえてその理 [...]

philosophy

パーン・ホ・メガス・テトウネーケIII―《観念》の舞踏

2009.09.04 | Direct Link | Comment?

人類史上最初の観念であるように思われる、《神》。それは、言い換えれば、無を超えて不在を思考することである。観念がなんらかの実在と結びついているかぎり、それはけっして最初の観念とはなりえない。《実在という外部からの刺激》に [...]

philosophy

神に肉を与える―パーン・ホ・メガス・テトウネーケII

2009.09.02 | Direct Link | Comment?

パウロの弟子ディオニュシオス・アレオパギタ、あるいはネオ・プラトニズムを信奉する人たちによって、神は肯定の世界から取り除かれ、否定の祭壇へと祭り上げられた。《神はいない》。存在の影としての神。この影が世界を覆い尽くしたと [...]

philosophy

パーン・ホ・メガス・テトウネーケ

2009.08.30 | Direct Link | Comment?

ひとが作り出したもっとも古い観念のひとつに《神》がある。《神》は実在するのか、しないのか。それとも、《実在》という語がそぐわない、ある種の超越それ自体を指すのか。実在や経験、あるいは精神や観念、そしてそれらすべての超越者 [...]

philosophy

《文学》のプログラムIV、荘子とヒルベルト

2009.07.06 | Direct Link | Comment?

荘子の言葉をもう一度引用する。 荘子が恵子といっしょに濠水の渡り場のあたりで遊んだことがある。そのとき荘子はいった、「はや(魚)がのびのびと自由に泳ぎまわっている、これこそ魚の楽しみだよ。」ところが、恵子はこういった、「 [...]

philosophy

《文学》のプログラムIII、否定と虚構

2009.06.30 | Direct Link | Comment?

嘘とはなにか。そしてまた否定とはなにか。嘘と否定とは、よく似ている。実際、区別するのはむずかしい。したがって、ありきたりの仕方で両者を区別しようとは思わない。たとえば、次のような文章があるとしよう。 《私は犯人ではない。 [...]